バレエ障害とセルフケア4~側弯症改善のカギは○○○○1~

側弯症と聞いて思い出す有名人といえばウサイン・ボルトですが、

みなさんは、バレエダンサーの側弯症有病率ってどれくらいかご存知でしょうか?

 

Scoliosis and fractures in young ballet dancers. Relation to delayed menarche and secondary amenorrhea.
Warren MP, Brooks-Gunn J, Hamilton LH, Warren LF, Hamilton WG.
N Engl J Med. 1986 May 22;314(21):1348-53.

 

1986年に発表されたこの論文は、ニューヨークあるバレエカンパニーのプロバレエダンサー達に発生する側弯症の率を一般人口と比べたものらしいのですが、研究の結果は驚くことに24%、約4人に1人は側弯だというものでした。

まずはインターネット上で参考文献をと思い調べていたら、

北海道のモーリーこと森脇先生が「側弯症とバレリーナ」というタイトルで3回に渡る記事を書かれていたり、われらが愛さんことDLSの佐藤愛先生が「側弯症ってなに?バレエは悪いの?」という記事を書かれていたので、特に基礎知識に関して書く必要がない・・・というより、これ以上の記事が書けそうにないので(苦笑)、今回は原因不明といわれる側弯症が何故バレエダンサーに多いのかというお話を、私見を交えてお話したいと思います。

 

側弯症はご存知の通り、思春期の女性に起こりやすいのですが、なぜ「思春期」なのか考えてみました。

その謎を紐解くカギは私見ですが、「体性感覚」と呼ばれるものが関与していると思われます。

 

「体性感覚」って何?

wikipediaによると、「生理学や医学の用語で、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚を指す。」とありますが、何のことかさっぱりわかりません。

例えば、特に意識することなく靴下を履いたり、顔を洗って目をつぶっていてもタオルに手が届く。

こういった、視覚に頼らずともおおよその位置感覚で対応できる感覚を体性感覚と呼びます。

 

バレエダンサーはこういった体性感覚を使って姿勢を保ち、美しい表現動作を生み出します。

しかしながら、いくら美しい表現動作が得意な若いバレリーナであっても、背が急に伸び、骨や筋肉の成長が著しい時期の姿勢の維持となると難しく、身体の柔軟性が追い付かなくなったり、急激な身長の変化によって感覚が大きく変化し、体性感覚の維持が難しいこの時期は怪我をすることが多くなるのです。

要は、骨や筋肉の成長に神経が追い付いていないこの時期に、過度なバランスを必要とするバレエという環境下で、体性感覚が何とかついていこうとした結果起こったのが側弯なのかも知れません。

 

続く

 

 

 

 

 

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