バスケットボールでの足・膝の痛みにサポーターは効果ある?

バスケットボールって本当にケガの絶えないスポーツだなぁと思います。相手の選手とのコンタクトも多いし、ボールもキャッチングだし。それを考えると打撲や捻挫、突き指だって当たり前ですよね。

そこへきて、ジャンプ動作やピポット、ストップなど、結構急な動作変更も多いので足・膝回りなんかへの負担も大きくなります。だから半月板損傷や前十字靭帯損傷などの大きなケガで故障する選手も少なくないのでしょう。

じゃあ学術研究的に見てどうなのでしょうか。

データは少し古いですが、2009年の女性バスケットボール日本リーグ時のケガの部位別発生比率を見てました。

最も多い部位は足関節、足部(45%)、次いで膝関節(29%)

予想通りの結果ですが、バスケットボールの競技特性として、足・膝に大きく負担がかかっていることがわかります。

【引用: 清水 結、女子バスケットボール日本リーグ(WJBL)におけるスポーツ損傷の疫学調査と外傷予防効果の検討(日本臨床スポーツ医学会雑誌.2009)】

当院にもバスケをやっているクライアントさんが多く来られています。中でも多いのが、シンスプリントとオスグッド病。

あとは、以前お話ししたこともありますが尾てい骨の痛み(参考リンク:バスケットボールでの尾てい骨の痛みと足首の柔軟性)ですね。
クライアントさんたちからよく受ける質問としては、
「サポーターって効果あるんですか?」
というものです。この場合考えたいのは「効果」という部分。サポーターは「保護・支持」の大きく二つの役割を果たします。一般的に膝のスポーツ省がいを例にとってみても大きく動かすと痛みが増すわけですから、動く範囲に制限をかければ、もちろん関節にかかる負担を軽減することができるわけです。この点から考えるとテーピングも同様の役割ですよね。

ただ、痛みの「原因」というのは、通常の使い方ではない使い方が続いてしまったから、特定の関節にストレスがかかるようになるわけですから、サポーターやテーピングでこれらの原因を改善することはできないのです。

話は少し回りくどくなりましたが、痛みという症状をその時だけでもいいから和らげたい場合であれば、サポーターやテーピングは効果的です。じゃあ、膝をしっかり保護していたら治るのかというと、難しいでしょう。安静にしていたらマシになるけど、練習を再開したら痛みがぶり返したなんていうのも良く聞く話です。

サポーターは読んで字のごとくサポート=支えるためのもの。支えられている方はずっと不安定な状態は変わりません。根本的に改善したい場合は、安静やサポーターよりも体の使い方の見直しが必要です。

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