背骨の動きが悪いとパフォーマンスにも影響する?

こんにちは、奈良県香芝市の姿勢改善すこやか整骨院、院長の杉山です!

僕はYouTubeを観るのが好きで、よく観ています。特に運動系、クライミング系の動画を観るのが好きなのですが、先日、日本でもトップレベルのボルダラー、野中生萌選手のある動画を見つけたのです。

その動画内で、「腕だけで登る」というテロップの元、ボルダー壁を登る野中選手の映像が。

そして、

『なんと、足を使わずに腕だけで53kgの体を持ち上げているのです』

というナレーション。

こんな表現をしちゃったら、またバッキバキに腕力を強化するクライマーさんが増えるじゃないですか。

というわけで、今日はスポーツに欠かせない「背骨の動き」についてのお話です。

どんなスポーツにも欠かせない「背骨の動き」とは?

例えば、陸上で世界的に有名なウサイン・ボルト選手。彼の走りは他の選手に比べて大きくうねっていると言われています。

以前テレビ番組で、運動科学の研究で有名な高岡英夫先生が、ボルト選手の動きを解説しておられた時の骨格の模試アニメがこちら。

これは、単にボルト選手が側湾を持っているからなのかどうかはわかりませんが、この選手の背骨に対しての身体意識の高さはこの動画で理解できます。

わかりにくいようなら、一度立ち上がって足踏みをしながら、同じ動きを真似てみましょう。きっと動きが硬くて、ひょうきんな動きになってしまうと思います。

これは僕の私見ですが、うちにパフォーマンスアップのために来ている強い選手は、得てしてこの「背骨の動き」がしっかりとできています。

これは、筋肉が関節をまたいで付いているから体が動き、体幹で力を生み出すには体幹そのものが動かないといけないので、当然といえば当然ですね。

では、野中選手の「腕だけで登る」をご覧ください。→動画が削除されていました。代わりに参考になりそうな、野口選手がテレビ番組でキャンパをしている動画をご覧ください。

いかがでしょうか。

体幹を横に振ったり、足の振り子を利用して体幹に動きを生み出し、腕に伝えていますね。もちろん、腕力も相当あるとは思うのですが、メインは背骨の動きだと思います。

では、もう一つ。楢崎智亜選手の動きをご覧ください。→こちらも動画が削除されていました。白石阿島選手の動きをご覧ください。

つい、腕力(保持力)に目がいってしまいがちですが、白石選手のすごいところは、ダイナミックな背骨の動きです。

「腕力をつける」よりも「背骨の動き」が優先!

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僕たちは脊椎動物と呼ばれている通り、僕たちの動きは脊柱(脊椎)を中心にして起こります。先ほども少し触れましたが、体の主だった大きな筋肉は体幹にくっついています。

その体幹の動きを作っている関節の代表格が椎間関節=背骨なわけです。

だからこそ背骨の動きが硬くなると、その分、体幹の動きに制限がかかるため、手足の力に頼らざるを得ません。

手足だけで体を動かそうとしても、高いパフォーマンスを発揮することはできません。

じゃあ背骨の柔軟性をつけるにはどうすればいいの?

個人的に僕がオススメしているのが「キャットバック」です。

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キャットバックは背中を丸めたり反らしたりする運動なのですが、エクササイズには幾つかのポイントがあります。

僕の思っているポイントを的確に伝えている動画が見当たらなかったので、写真とポイントの動画は後日アップします。

ちょっと待っててくださいね。

今日のまとめ

競技パフォーマンスを上げるために、まずやるべきことは腕力や脚力を強化することではなく、背骨の柔軟性を高めること。

そしてしっかりとした柔軟性を出すためには、体を理想的な位置に整える必要があるのです。

 

背骨の動きをつけるために、まずは姿勢を整えたいあなたには、当院の姿勢改善整体がオススメ。

ABOUTこの記事をかいた人

●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。 2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。