体軸ってなんだろう〜トレーニングの前に体の状態を知ろう〜

こんにちは、奈良県香芝市の姿勢改善すこやか整骨院、院長の杉山です!

昨日、スタッフにお願いしてキャットバックの動画を撮影していました。

自分でも驚くくらいよく撮れたと感動していたら、録画ボタンを押し忘れるという悲劇。気をとり直して今日もブログを更新したいと思います。

スポーツにおいて、「軸が大事」なんて言われることが多くありますよね。

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特に野球やゴルフ、テニスなどボードもそう。回旋運動を多用するスポーツなどでは特に言われています。もちろん、クライマーにとっても軸って大切な要素です。

日本は古来からこの「体軸」についての意識が非常に高い国だと思います。古流武術や日本舞踊にしても、作法での所作にしても、結構この体軸がポイントだというのはイメージがつきますよね。

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しかしながら、スポーツの現場において大切だと言われている「体軸」という表現はのは非常に抽象的なような気がしてなりません。だからこそ、軸の習得の習得がうまくいかなかったりするケースが多いわけです。

今日は運動に必須要素だと言われる「体軸」についてのお話をしていきましょう。

そもそも体軸とは?

一般的に言われているこの「体軸」という表現。これは「正中感覚」と呼ばれるものです。

正中感覚とは、自分の体の中心(センターライン)がどこにあるのかという感覚。

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僕たちは、生まれてから立ち上がれるようになるまでに、体に組み込まれたいろいろな運動プログラムを消化していきます。

例えば、四つん這いは肩(肩甲帯)や股関節の臼蓋形成(関節の受け皿の形成)と安定化を目的としたものだし、オンギャーと泣くのは横隔膜の活性化や腹部の筋肉を安定させるためなのです。

こういった、各発育発達段階に応じた運動を自動的に消化していくからこそ、二本足で立ち、歩くと言った基本動作が備わります。

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そして初期の発育段階で学習するといわれている「首がすわる」のが、実は体軸=正中感覚なのです。

そして正中感覚が備わるからこそ、寝返りのような動作が可能になります。

じゃあ、なぜ体軸が使えない人が多いのか?

「首がすわるって誰でもすわるはずなのに、なぜ体軸が使えなくなるの?」

という疑問を持たれることでしょう。その答えはスキャモンの成長曲線に隠されています。

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横線は年齢、縦線は成長度を表したもの。

神経系(赤線)の発達は4〜5才で成人の80%(6才で90%)といわれています。しかしながら僕たちの体の成長は4、5才ほどの身長では終わりません。

では一般(青線)と呼ばれる身長や体重に関わる部分はどうでしょう。一旦急速 に発達しその後は次第に穏やかになりますが、二次性徴が出現し始める思春期に再び急激に発達しています。

ここで起こるのがこんな問題。

身長が伸びていく過程で、ある程度の体を大きく自由に動かせる環境があれば、脳が新しい体の感覚(ボディマッピング=体の「どこに何があるのか」という感覚)を書き変えていくことができます。

しかしこの時期から就学時に差し掛かるので、運動量が減り、体への刺激が少なくなることで、書き換えがうまくいかないケースもしばしば見受けられます。

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例えるなら、

・数年ぶりに、あの時よく食べに行っていたレストランに行こうと思ったらなくなっていた。
・古いカーナビを使っていたら、あったはずの道がなく、ないはずの道があって困る。

要するに、「脳と体のミスマッチ」みたいなものが起こるわけです。

だからこそ、監督の指導の通りに体が動かせなかったり、頭の中のイメージと違った動きになったり、自分の体が自分の体ではなくなったような感覚に陥るということが起こります。

体をどこから使うのか?という感覚

以前、実際に正中感覚の実験をした映像が残っていたのでご覧ください。

実験に付き合ってくれたのは、二次性徴真っ只中の選手です。最初にお父さんと押し合いをしてもらいましたが、結果は当然負け負けました。

では、正中感覚が入ると、さて、どうなるのでしょうか?

ご覧いただけましたでしょうか。

最初、体を押されても抵抗できなかったのは、どこから押し返していいのかわからないから。

でも、正中感覚を少し戻した後は、どこから押し返すかという感覚も戻り、大人と押し合っても押し負けることがなくなりました。

では、どちらの状態で練習を行うのがいいでしょう?

今日のまとめ

体軸とは、体をどこから使うのかという感覚です。体を動かすには、まずこの「軸の感覚」が入っている方が効率的です。

トレーニングで鍛える前に、もう一度体の感覚を見つめ直してみましょう。

体軸を鍛えたいあなたは、まずは当院のカウンセリングを受けてみてください!