奈良県山岳連盟主催「第1回クライマー研修会」を終えて

先日、奈良県山岳連盟主催の「第1回奈良クライミング研修会」が開催されました。

その記念すべき第1回の講師として、今回僕がお呼ばれしたのですが、今日は研修会をしていて気づいたことや感じたことをお話ししたいと思います。

今回の研修会、下は7才から上は64才まで総勢30名以上のクライマーと、そのサポーターがご参加くださいました。

奈良県内を始め、和歌山県や兵庫県という遠方から来てくださった方々を拝見していると、改めて体に対しての意識の高さが伺えます。

運動するにも「土台」が大切

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今回の研修会でお伝えしたかったこと、それは「土台」です。

やはり主なお悩み内容をお聞きしてみると「どうやったら強くなるのか?」という一言に尽きるんだと思います。

これはクライミングだけにかかわらず、どんなスポーツ選手でも同じ。

だからこそ、○○トレーニングや〇〇メソッド、〇〇理論みたいなものに目が行ってしまいがちになります。

もちろん、こういったも自体を否定しているわけではありません。

ただ、体のベース(土台)を無視しても、効果が上がりにくいというお話です。

こちらの図をご覧ください。

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三段重ねのピラミッドのようなこの図。

一番上は「パフォーマンス」、真ん中は「基本的な動き」、そして一番下は「姿勢」です。

基本的には下の段よりも上が大きくなることはありません。

ただ、無理をするとできた「よう」に見せることもできるんです。

しかし、下の段が小さいと上の段も安定しないので、結局はいつか崩れてしまいます。

これがいわゆる「故障」。

だからこそ、まずは動きの土台である姿勢を整えるということが大切なのです。

大事なことは「方法」ではなく「目的」

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トレーニングで効果を上げていかない選手に多い特徴。

それはトレーニング自体がルーティーン化してしまっていることです。

例えば「スクワット」

トレーニングの一環でスクワットをしたとします。

「しんどいなぁ」と思いながら何となく100回やるのと、実際の競技をイメージしたり、目的を意識しながら10回やるのではどちらの方が効果が高いでしょう?

答えは10回のスクワットです。

お気づきになられた方もいらっしゃると思うのですが、体幹トレーニングをしているのにフィジカルが弱いというのも、こういったことが原因の一つになっています。

要するに、トレーニングとは方法や回数よりも、なぜそれが必要なのかを考えることが考えることで効果を得やすいということです。

可能性は無限大

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いろんなスポーツの現場で「何回指導しても覚えない」「才能を感じない」という言葉を耳にしますが、決してそんなことはありません。

大事なことは掘り下げること。

何回指導しても、なかなか動作を覚えてもらえないのは何が原因なんでしょう?

指導内容が伝わっているか?
指導方法は適切か?
そもそも、教えたい動作を動かせるだけの体のベースはあるのか?

三者三様で、やることは変わってきます。

才能って何ですか?
どんな状態が「強い」んですか?
どの要素が足りていませんか?

ぼんやりとした塊で見ていても、求める結果はなかなか得られません。

才能という言葉も、しっかりと分解していけば「トレーニング」で強化していくことが可能です。

そう考えると、未来あるジュニアアスリートの可能性って無限だなぁと感じます。

今回の研修会に参加してくださったサポーターの方々には、その辺りもしっかりと感じ取っていただけたのではないでしょうか。

これからも、こういった活動の場を増やしていこうと考えていますので、今回参加できなかったクライマーさんも、またどこかの研修会でお会いできるといいですね。

もちろん、他のスポーツをされている方々を対象にした研修会にも挑戦しようと思いますので、これからも宜しくお願いします!