あなたの痛みが揉んでも治らないわけ

あなたの痛みが揉んでも治らないわけ

腰が痛かったので揉んでもらった。

肩が上がりづらいので、マッサージを受けてみた。

「2、3日は治ってるんだけど、また痛みが戻るんですよねー」

ちょっと待ってください。

それって、治っておるわけではなくて、単に痛みが止まっているだけですよ。

今日のテーマは痛みが起こるプロセスについてのお話。

これを聞けば、マッサージで「治す」ということが難しいことがご理解いただけるでしょう。

打撲は「ケガ」、腰痛は「障害」

肩こりや腰痛、膝の痛みなどの痛みは、打ち身などのケガとは違います。

肩こりや腰痛などのように、長期的痛みや違和感を呈するものを、僕たち治療家は「運動機能障害(うんどうきのうしょうがい)」、略して「障害」と呼んでいます。

もちろん、こういった痛みがスポーツ分野で起こると「スポーツ障害」と呼称したりするのです。

多少乱暴な表現にはなりますが、腰痛もスポーツ障害も、同じような原因で同じようなプロセスを経て痛みを引き起こします。

では、どのようにして痛みが生まれるの?

まず、ケガや使いすぎによって炎症が起こる、また手術などでメスを入れたりすると、部分的に皮膚の動きが硬くなってしまいます。

試しに自分の肘あたりの皮膚をつまんでみてください。

次に、肩と腕の付け根くらいの場所を、同じようにつまんでみましょう。

同じ皮膚でも、柔軟性に違いがあることに気づかれると思います。

この硬いなぁと感じた場所が、皮膚の動きの硬い場所です。

皮膚の動きが硬くなるということは、筋肉の動きを邪魔してしまっているということ。

でも体は動かないと困るわけですから、近くの筋肉が、動きづらい筋肉をかばうようになるわけです。

そうすると、関節に通常とは違う動きが加わるようになり、これが歪みの元になります。

関節に歪みが加わると、体に器用な場所、不器用な場所が発生します。

器用な場所は、自分の仕事をしながら不器用な場所の仕事を請け負うので、通常以上にストレスがかかる。

すると、その部分の筋肉の緊張感がかなり増すようになるのです。

すると、筋肉の血行が悪くなって痛みや炎症の物質が発生します。

このような物質を出して、主人(あなた自身)に業務改善を訴えるようになるのですね。

これが痛みのプロセスです。

「痛いところ」を揉んでもらうとどうなるのか?

では、そうやってできた痛いところを揉んでもらうと、どんなことが起こるのでしょう。

筋肉自体は当然、柔らかくなります。

柔らかくなると循環が良くなる。

だから「痛みが取れる」わけです。

ただし筋肉の緊張が歪みによって発生する以上、筋肉を揉みほぐしても良い状態は長続きしません。

じきに元の緊張感に戻ってしまうというわけです。

「2、3日は治ってるんだけど、また痛みが戻るんですよねー」

は、このようにして起こるわけですね。

もちろん、マッサージが悪いとかそういうことではありません。

痛みの元を断つには、原因を潰した方が早いですよということです。

結論:痛みが出ない体を作るには、痛みの元を断つ必要がある

マッサージのような対症療法は、あくまでも症状を軽減するための意味合いが強いものです。

根本的に痛みが出にくい体を作るには、まず原因である「歪みの元」を断ちましょう。

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