横隔膜〜吹奏楽とピアノ、時々、姿勢〜

横隔膜〜吹奏楽とピアノ、時々、姿勢〜

昨日、子どもと一緒にYoutubeで音楽を聴いていました。

息子は3歳児なのですが、なぜかもののけ姫の「アシタカせっ記(オープニングの曲)」をアカペラで歌うほど大好き。

せっかくなのでアレンジ版をと思い探していたら、龍笛での演奏という、一風変わったものを見つけました。

それがこれ。

なかなか良い雰囲気ですよね。

龍笛って、管楽器なのですが、なかなかブレスが大変そうな楽器だなぁと思います。

というわけで今日は「楽器と姿勢」についてのお話。

要は「良い演奏には良い姿勢が必要」です。

吹奏楽部は「横隔膜」を鍛えるために走り込みをする

中学の吹奏楽部って、意外と走り込みをしたりする学校もあるほどハード。

これは特に、管楽器演奏の際、深い呼吸が必要だからということが挙げられます。

要は横隔膜のトレーニングとして走り込んでいるんですよね。

横隔膜とは、僕たちが呼吸をするときに最も必要になる部分。

さらにいうとこの横隔膜は、僕たちの胴体(いわゆる「体幹」)を安定させるためにも、とても重要な役割をしてくれます。

要するに、「姿勢と呼吸」を作るためには横隔膜の働きが不可欠だということです。

姿勢が悪いと演奏にどんな影響が出るの?

では実際に、姿勢が悪いと演奏にどんな影響が出るのか考えてみましょう。

まず管楽器の場合。

背中を丸めて猫背の状態を作ってみましょう。

そこで大きく深呼吸をしてみてください。

いかがでしょう。

呼吸がうまくできなくなることがわかりますね。

呼吸が浅くなることによって、音の強弱が調整しづらくなったり、息継ぎまで持たなくなったりしやすくなるわけです。

「じゃあ、他の楽器は関係ないんじゃないの?」

と思われるでしょう。

そんなことはありません。

他の楽器でも、姿勢は演奏にしっかりと影響します。

猫背の状態で大きく両腕を挙げてみてください。

挙げづらいどころか、肩の付け根に重だるさを感じる人もいることでしょう。

これは良くない姿勢から筋肉を使うと緊張しやすいことの表れです。

特に不良姿勢で長時間練習を続けていると、肩のだるさが出やすかったり、筋肉の過ぎた緊張から腱鞘炎になりやすかったりという可能性も考えられます。

 

結論:良い姿勢は良い演奏を生む

あまり演奏と姿勢は関係ないと思っている人も多いことでしょう。

しかし、これらの理由から考えても、やっぱり姿勢って大事なんだということがわかりますね。

良い演奏のためにも、姿勢を見直してみることも必要ですよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。 2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。