猫は腹巻をすると歩けない〜動きの基本、背骨の話〜

猫は腹巻をすると歩けない〜動きの基本、背骨の話〜

あなたは「探偵ナイトスクープ」という番組をご存知でしょうか?

関西ローカルからスタートした番組で、世の中の疑問や悩みに答えていくという番組です。

もうずいぶん前の話ですが、そんな探偵ナイトスクープで面白い実験をやっていました。

「猫に腹巻を巻くと歩けなくなるのは本当か?」

というものです。

「しょーむないことしてるなー」

と思いつつ、見入った画面の先に、驚愕の世界が広がっていたのはいうまでもありません。

ただ、人間の動きを考えるいいきっかけになったのでシェアしたいと思います。

まずは、実際の映像をご覧ください

一瞬、面白い映像だなぁと思いつつ見入っていましたが、治療家としての悪い癖が発動しました。

そう、人間も同じ脊柱動物。

体幹を固めてしまうと、少なからずこの歩けない猫と同じようになってしまうのではないかと思ったのです。

そう、最近のトレーニングは、体幹を強くしなければならないという風潮が強い。

体幹を維持するようなスタイルでトレーニングを続けるのは、かえって体幹を固めてしまうことになるような気がしたのです。

体幹トレーニングはやり方が先行しすぎている

うちの院にはジュニアアスリートもたくさん来院します。

そんな中で「トレーニングは何をやってるの?」と聞くと、8割の確率で「体幹トレーニング」と答えるのです。

じゃあ実際に体幹が安定しているかというと、とりわけそういうことでもないし、体幹の柔軟性をチェックしてみると、柔らかいというわけでもない場合が多い。

体幹トレーニング本来の目的は体幹の安定性です。

しかし「体幹の安定感ってどうやってチェックしてるの?」と聞くと、やっていないと答えが返ってくる。

そう、体幹トレーニングは「やり方」だけが先行しすぎているのです。

背骨が動けば、体幹に必要な筋肉たちが動きだす

最初の猫の動画、なぜ猫が歩けなくなってしまったのでしょうか。

最大の原因は、動きの起点である背骨が固定されてしまったからだと考えられます。

僕たちも同じように背骨を持っています。

だから何より、背骨を動かせる方が運動をする上で有利に働くのです。

でも多くの場合、やはり手足に意識がいきやすいので、どうしても背骨を動かすことを忘れてしまう。

これが、パフォーマンス低下の第一歩です。

結論:腹巻猫のようになりたくなければ、背骨を動かそう

動きを止めて行う体幹トレーニングが悪いということではありません。

ただし、動かないと筋肉が働かないのも事実。

とすれば、背骨をゆっくり動かすようなトレーニングの方が効率が良さそうですよね。

あなたも腹巻猫のようになりたくなければ、まずは背骨を動かしましょう。

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