姿勢を気をつけて走れと言いましても・・・

姿勢を気をつけて走れと言いましても・・・

あるランナーさんが、当院にある相談に来てくれました。

どうやらランニングクリニックに参加した際に、走る姿勢を注意されたとのこと。

その後、その助言に従って走ってみたものの、うまくリズムがつかめないばかりか、右膝に違和感を感じるようになったそうです。

フォームを変えるべきなのか?何を変えればいいの?

今日はそんなお悩みについてのお話。

フォームを変えるべきなの?

この場合の問題点は、助言に従ってフォームを改善するべきなのか?ということです。

僕もランニングクリニックの先生の意見に否定的な見解はありません。

ただ、僕たちの業界でも同じですが、人の体は千差万別。

たまにフォーマット通りにいかない人だって存在するのです。

服のサイズで、Mだと胴回りがぴったりだけど袖が足りない。

でもLにすると、袖はぴったりだけど、胴回りがダブダブ。

フィットする服がないと悩んでいる人っていますよね。

これと同じで、通常の規格にあまりマッチしない人だって存在するのです。

そんな場合は何をしたらいいの?

じゃあ、そんな場合の人は何から手をつければいいのでしょうか?

まずやっておくと良いことは、体で不器用な部分がないかどうかのチェックです。

体も姿勢が歪んでくると、器用な部分と不器用な部分に分かれてきます。

器用な部分は放って置いても動かしやすいので、どんどん使えるようになってくる。

でも不器用な部分は、よほど意識して使わないとうまく働きません。

これが長期間で続くと、全体の動きの効率としてはあまり機能的でない状態になってしまうのです。

だからまずは、体の各パーツごとに器用に仕えているのか不器用なのかのチェックはやっておくといいですね。

ただし、フォーム改善が悪いわけではありません

だからと言ってフォーム改善が必要ではないという話ではありません。

ランニングクリニックに行って、結果を出せるようになったという人たちも沢山います。

何事もその道のプロに聞くのが一番早いでしょうし。

ただし、上記のように姿勢の歪みが強い人からすると、「姿勢に気をつけて走れと言われましても」という気持ちも、痛いほどよくわかります。

だからそこ、段階とタイミングは必要で、違うと思ったら無理をしないことだって大事だとうことです。

結論:とりあえずやってから決める

これをやる前からどっちがいいとか、どっちが悪いとかをやってしまいがちです。

でも実際にどっちがいいのかは、やってみないとわかりません。

案ずるより産むが易し。

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ABOUTこの記事をかいた人

●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。 2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。