あ!折れたかも!?
スポーツでの着地動作で不安定に着地したり、段差がないと思って思いっきり踏み込んだら足を強くひねったり。。。
日常生活や運動中によく起こりがちな捻挫。
軽くひねった程度であればあまり腫れもしないし、痛みが長引くことも多くはありません。
しかしながら「あ、これはやばいかも」と思ってしまうような捻挫。
もしかしたら折れてるかもしれない、どうしよう!
と焦った経験はありませんか?
今回は運動をやっている人も、やってない人も必見!
レントゲンが使えない整骨院の先生が、実際に骨折しているかどうかを判断する際に診ているたった一つのポイントについてお話しします。
これさえ押さえておけば、骨折したかどうかという不安とはもうおさらばです。
骨折と見分けるためのたった一つのポイント
結論から先にお伝えします。
『骨折をしたっぽい場所(患部)から離れた場所を指でトントン叩いて、骨折をしたっぽい場所(患部)に痛みが出れば骨折』
例えば右足首を強くひねった場合。
三角すわりをして右膝を軽く指でトントン叩いてみます。
この時、右足首に響くような痛みがあれば骨折の可能性が高い。
逆に響くような痛みがなければ靭帯が切れた(靭帯が伸びた)可能性が高いです。
こういったトントンして離れた場所で痛みが出る現象を、専門用語で『介達痛』と呼んでいます。
整骨院の場合はレントゲン撮影ができないので、昔は音叉を使って検査していました。
今はエコーを使う先生も増えたので、音叉は一般的ではないかも知れませんが。
僕も10年以上この業界におりますが、今のところこの検査方法で骨折を見逃したことはありません。
100%正確ですか!?
と突っ込まれると、100%とは言い切れません。
通常はいくつかの検査をして骨折の可能性を探るからです。
でも『取り急ぎの判断』が欲しい場合は、このチェックを行ってみることを強くオススメします。
折れたかも!?と思った時は離れた場所を指トントン。
折れていないとわかっても、腫れを伴うような捻挫は固定した方が早く回復するので放置せずに医療機関を受診してくださいね!
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。