9月に入り、そろそろ始まる運動会の練習。
あなたは昔、運動会が好きでしたか?
僕は今でこそ運動が好きになりましたが、学生当時は「体育」が嫌いでたまりませんでした。
そう、いわゆる運動音痴だったのです。
だから当時、運動音痴だった僕にとって、運動会は苦痛以外の何者でもありませんでした(笑
運動会の日程が近づくにつれため息が増え、休む理由を考えたり、種目決めではなるべく目立たないように身を潜めていたのを今でもはっきりと覚えています。
もちろん、みんなが楽しみにしていたであろうお弁当だって、全く興味も湧くわけもなく。
両親はそんな僕の姿を見て心配したのでしょう、一体どっちに似たのかと話し合っていたのを記憶しています。
今日はそんな、「運動音痴について」のお話です。
運動音痴って遺伝するの?
うちの場合でいうと、両親ともに運動は普通にこなせるレベル。
兄もそこそこ運動能力が高い方だったと思います。
そんな中で運動音痴と言われるレベルだったのは僕だけ(苦笑
そもそも、運動音痴って本当に遺伝するのでしょうか?
いやいや、逆に運動能力って遺伝すると思いますか?
都市伝説的にいえば運動能力も遺伝するように思われがちですが、実はそうでもないことが最近の研究で解明されています。
では何が運動能力を左右するのでしょうか?
運動能力を決める「環境的要因」
環境的要因とは、運動を学習していくために必要な環境という意味。
例えば運動の苦手なご両親は、子どもと運動をするという機会が少ないということです。
そうすると、その子どもは運動を学習する機会が少なくなってしまいますね。
勉強と同じで運動も「学習」ですから、「量と難易度」は必要です。
そしてそんな運動学習の機会に恵まれずに育ってきた多くの子どもたちは、身体の「バネ」を使うのがとても苦手。
にも関わらず、
「速く走るには、もっとこう腕をしっかり振って!!」
なんてフォームの修正から入ろうもんですから、本人にすれば
「しっかり腕を振ってるのに!!」
となるわけです。
これが経験として蓄積されていき、周りからも言われると
「僕は運動が苦手なんだ」
と、勝手に結論付けてしまい、運動音痴が出来上がってしまいます。
じゃあ、運動音痴ってどうやって克服するの?
こういった運動が苦手な子どもたちを運動好きにするためには、運動での小さな成功体験をたくさん経験させてあげることが大切です。
例えば、できなかった逆上がりができるようになるとか、以前より早く走れるとか、泳げるようになるとか、、、
何かできなかったことができるようになるだけで、達成感を感じられるようになります。
これは僕たち大人でも同じですよね。
そのためには、まず体を動かすための土台を作ってあげる必要があります。
いわゆる姿勢ですね。
姿勢が悪いと体が動かしにくくなるので、姿勢を整えて体のバネを使いやすくし、動かしやすくしてあげる必要があります。
ようは体の土台作りですね。
子供の「できた!!」を増やすことができるのは最強サポーターのあなたの役目。
そう思いませんか?
運動音痴克服のために、まずは体の土台作りから!
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。