さて、先日のこと。
大阪京橋でコンペが開催されていて、うちのアンダーユースたちも参戦するということだったので、ちょっと見学がてらに帯同してきました。
実はアンダーユースたちに帯同するのは、今回が初めて。
会場に着くなり、アンダーズは近所の公園にアップに行きました。
しかも自主的に、、、
本当に感動でした。
会場には、たくさんの子供たちとその保護者たち。
せっかくなので、たくさんの保護者さんのお悩みを聞いてみました。
そんな中で一番多かったのは、
「子どもにどんなトレーニングをさせたらいいのかわからないんです」
というお悩み。
小学生クライマーを持つ保護者のお悩みは、とても切実に感じました。
今回は、そんなお悩みの参考になれば、というお話しです。
小2に体幹トレーニングってありなのか?
うちのクライアントさんに、小2で体幹トレーニングをやっている子がいます。
どうやら監督さんや親御さんが、どこかで調べてきたのでしょう。
クライミングに関わらず、多くのクラブチームやスクールでも体幹トレーニングを取り入れているようです。
じゃあ実際のところ、小2に体幹トレーニングはありなのか?と聞かれると、ありはありなのでしょうが個人的には
「体幹トレーニングよりも、今しかできないトレーニングを優先してください」
と答えます。
フィジカルなんて、後でどのようにでも強化できるわけですから。
小学生のうちにやっておくべき、たった一つのトレーニング
じゃあ、小学生のうちにやっておいた方がいい、優先すべきトレーニングって一体なんでしょうか?
それは『思いっきり遊ぶこと』
よくゴールデンエイジという言葉を耳にすることがあると思いますが、要するに
「小学生の間に神経系の成長がおおよそ完成してしまうので、その間にトレーニングした方がいいよ」
というものです。
じゃあ、神経に対してのトレーニングって何か?
一番いいのは「野あそび」でしょう。
僕たち親の世代と今の子どもたちの一番の違いは、きっと外で遊ぶ量の差だと思います。
野球やサッカーも、今でこそ小学校低学年から参加できるスクールやチームがありますが、僕たちの若い頃は、そんなものはありませんでした。
運動系の習い事といえば、水泳くらいだったんじゃないでしょうか。
塀の上を歩いたり、木登りをしてみたり、人数が集まったらボール遊びをしたりしませんでしたか?
そう、僕たちは遊びの中で動きを学んでいっていたのです。
もちろん、無意識のうちに。
子供を取り巻く運動環境の変化
しかしながら、最近の子供たちを取り巻く運動環境は大きく変化しています。
スクールやチームの乱立、空き地の減少、遊具の撤去、、、
決まった動きを教えられ、その通りに動かそうとする。
そんなことを続けていても、神経系は思ったようには育っていきません。
だからこそ、この年代の子供たちには遊びというトレーニングが必要なのです。
結論:トレーニングを遊びにしてしまおう
とはいえ、なかなか場所もない。時間が取れない。練習もしたい。
はい、そのお気持ちもよくわかります。
だからこそ、自宅でもいいのでお子さんと遊んでみてください。
あなたが子供だった頃に、友だちと一緒に遊んだ遊びで大丈夫です。
例えば、新聞紙を包んでのチャンバラ。
腕の力だけで振っていては剣速は上がりません。
実はああ見えて、体幹と腕のコーディネーショントレーニングでもあり、視覚と動きをつなぐ、立派な神経系トレーニングなのです。
どうですか?
毎日10分間、自宅で体幹トレーニングをやるよりも、楽しく5分程度のチャンバラごっこの方が継続もしやすそうですよね。
きっと、子どもたちも楽しくトレーニングを続けてくれることでしょう。
もし、それでもやり方がわからないというあなたは、当院でカウンセリングを受けてみられることをオススメします。
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。