「ボルダリング(Bouldering)とは、フリークライミングの一種で最低限の道具(シューズとチョーク)で岩や石を登るスポーツ」 wikipedia参照
専門のスタジオに行けば、シューズやチョークがレンタル出来、
比較的気軽に楽しめるスポーツであるボルダリング。
そんなボルダリングを楽しむに当たっての最大の敵は、「手」。
ボルダリングでは壁を登る際、指をひっかけるように石に滑り込ませるため、
少し使い方を誤るだけですぐに痛めてしまいます。
何せ体重のほとんどを、両手の指のフックだけで支えるわけですから、
当然と言えば当然と言えるでしょう。
では、ボルダリングにおける代表的な運動障害、【腱鞘炎】と【関節炎】の発生までのプロセスについてご説明しましょう。
まず、初期の兆候としては、指が曲げづらくなることから始まります。
「練習後にゴワゴワした指の感じが、気が付けば常時動かしづらく感じる」
なんてことありませんか?
この状態が続きだすと関節運動が最大限まで使えなくなるため、それに伴って筋肉も最大出力できなくなってしまいます。
こうなってしまうと、指でのキープ力が低下してしまい、普段とは違った筋肉たちが弱った筋肉たちをかばうようにして働くようになります。
次の兆候は関節の違和感、もしくは痛みを感じる。
普段とは違った筋肉たちが働きはじめると、関節の運動軸に変化が生じます。
普段曲げ伸ばしだけをしていた指に捻じれるような力がかかってしまうとどうでしょう?
もちろん、本来、屈伸以外の動きに対応していない関節に捻じれが加わると、関節に過剰なストレスがかかるようになり、違和感や痛みを発するようになるのです。
そうすると、普段は天然のリストバンドに守られていた前腕の筋肉に締め付けるようなストレス(絞扼性ストレス)が加わり始め、結果的に炎症を起こしてしまう。
これが手の腱鞘炎と関節炎の大きな原因です。
では、これらを解消していくにはどうすればいいのでしょうか?
まずは、指のストレッチから始めてみると良いでしょう。
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。
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