一般的には、「O脚と言えば女性の悩み」と考えられがちですが、
実際は女性に限ったもので決してはありません。
案外と男性にもO脚が多いのですが、特に特徴的なのは
サッカーをやっている男子に多いということ。
これはあまり知られていませんが、サッカーにはひざがO脚化してしまいやすい
2つの要因があるからなのです。
1.足の向きが外になることが多い
シュート動作やパスワークのときに、身体を安定させるために
軸足を大きく外側に向けてしまうようなポジショニングをしてしまう事が多々ありますが、
こういった動作が原因で、ひざから下が外捻じれを起こしてしまいます。
このひざ下の外捻じれが原因で、太ももの外側に緊張感が出やすくなり、
結果的にO脚化しやすくなってしまいます。
2.捻挫が多い
走るコンタクトスポーツであるサッカーは、どう頑張っても他のスポーツに比べると
足の捻挫が少なくありません。
捻挫も頻回に起こしてしまうと慣れてしまうので、リハビリもせずに放置するケースが多いようです。
しかし、足の捻挫を甘く見ていると「慢性足関節不安定性」に移行してしまい、
これが原因でO脚化のリスクが飛躍的に向上します。
以上の2つの理由から、サッカー男子のO脚が多いわけですが、
特にどういった身体の特徴の持ち主がO脚になりやすいのでしょうか?
次の2点を参考にしましょう。
1.足首が固い
立っている状態から、踵を上げずに腰を下ろすことができますか?
写真のように足裏がしっかりと着き、足先よりもひざが前にあれば問題ありません。
出来ないのであれば、足首の動きをひざなどでかばうケースが増加します。
結果的にひざ下の外捻じれを悪化させてしまい、O脚化のリスクが上がります。
2.膝が内側に入る
足を一歩前に出し、膝を曲げていきましょう。
曲げた方のひざが内側に入っていしまうようなら要注意。
走ったときにも同じことが起こっているとすれば、走れば走るほど
膝に捻じれストレスがかかり、O脚リスクが上がります。
悩めるサッカーO脚男子のみなさん、まずは足首のストレッチからはじめてみませんか?
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。
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