吹奏楽と楽器と姿勢

学生時代、たくさんの部活動があるなか、「動く文化部」といえば・・・

そう、吹奏楽部です。

他の文化部に比べ、非常に基礎体力を必要とする吹奏楽部。
そんな吹奏楽の主役といえば管楽器ですよね(もちろん、どの楽器もすばらしいですよ)。

 

実はこの管楽器、長時間の演奏に耐えるためには「横隔膜」の柔軟性がとても重要とされています。
呼吸の際に肋骨がしっかり動くことで活躍するこの横隔膜、呼吸筋としてあまりにも有名ですが、
ひとたび猫背や姿勢不良になってしまうと、肋骨部の動きが十分に得られず
大きく息を吸い込むことが出来なくなってしまいます。

たとえば、イスに座っている状態で背中を極端に丸めてみてください。
その姿勢状態を崩さずに大きく深呼吸できますか?
おそらく深呼吸しづらいと思うのですが、あなたはどうだったでしょうか。

では、次は背中を伸ばして大きく深呼吸してみましょう。
先ほどの姿勢に比べてずいぶん深呼吸がしやすいことに気づいていただけることと思います。

このことから、背中の丸み(猫背)が肋骨の動きを制限していることがわかります。
このような姿勢状態の人が下手に腹筋トレーニングを行うと、
かえって肋骨の動きが悪くなってしまい逆効果になるケースも少なくありません。

このような場合は、まずは横隔膜のトレーニングから始めてみましょう。
参考までに当院で作成したyoutubeをご覧ください。

 

楽器の演奏にも、実は姿勢が関係しています。
素敵な演奏は、正しい姿勢から。

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ABOUTこの記事をかいた人

●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。 2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。