バレエのレッスン中に、急に股関節が痛み出すことってありませんか?
「このまま続けて良いものか、安静にした方が良いのか。」
ここの判断がつかないままレッスンを継続してしまうと、あとで長くお休みをしないと行けなくなる可能性もないわけではありません。
今回は、レッスン中に股関節が痛くなって、脚が上がらなくなった女の子を診ながら、僕がどうやってケガの種類を判断しているのかをみて行きましょう。
目次【本記事の内容】
股関節の痛みが出た経緯
今回の股関節痛の経緯からお話します。元々週4回ほどバレエスタジオでレッスンを受けていた、今年で14歳になる女の子。
その日もいつものようにレッスンをしていたそうです。
そしてバーレッスンの最中、股関節に痛みを感じました。
そのまま頑張ってその日のレッスンを終えたまではよかったのですが、その後、痛みが増し、次の日には階段の登り降りすら難しい状態に。
この状態に異常を感じた親御さんが当院に連絡をくださり、翌日に出張所で拝見することになりました。
これってケガなの?故障なの??を見分けるコツ
親御さんが一番心配だったのが、これが故障ではなく大変なケガなのかもしれないということ。
確かに、歩くのも辛そうな状態だったので無理もありません。
まずは、どれくらい動くのかをチェックして見ました。
右脚を45°くらい前方に上げると太ももが張り出し、それ以上上げようとすると股関節に痛みが痛みが出ます。
もちろん左脚は少し硬く感じますが通常通りに上がりました。
これが脚の付け根で肉離れが起こっていた場合
・指で押さえて痛む場所がある
・軽く上げた脚に抵抗を加えると押し返せない、痛みが出る
・その筋肉にストレッチをかけると痛みが出る
肉離れは、筋肉のケガなので、傷口を指で押さえて痛むのは当然です。でも、今回はそういった痛みはありませんでした。
次に股関節の関節唇損傷(関節内の軟骨損傷)の場合
・曲げていくと引っかかりがある
・他人に股関節を曲げていってもらっても痛みが出る
関節の中の問題は自分で動かしても、他人に動かしてもらっても同じことが起こります。が、今回はこのような症状はありませんでした。
もう一つ考えられるのは、股関節の捻挫です。
この場合は次のような症状が見られます。
・股関節周辺で腫れがある
・しゃがみこみや正座などで痛みが出る
捻挫は靭帯のケガなので、もちろん腫れが出る場合があります。今回の場合は腫れもなく、長座などもできていたため捻挫の可能性は極めて低いものでした。
もちろん、病院などでレントゲンを撮ってもらったり検査してもらう方が確実です。
今回は土日でのお話だったので、先にこちらで緊急性がないかという評価をしました。
原因は股関節ではなく〇〇だった
一通り評価を行いましたが、問題らしい問題は見当たりませんでした。
そうなってくると疑わしいのは「筋膜」ですね。
股関節以外の場所もみていくと、ふくらはぎの外側に筋膜の硬さを見つけました。
ひとまずこの部分を中心に筋膜整体をかけていくと、随分脚が上がるようになりました。
関節や筋肉の問題でない場合、こういった「筋膜」と呼ばれる部分に問題があるケースは個人的には多いと思っています。
まとめ
階段の上り下りが危ういくらいの痛みなら、なるべく病院を受診しておくに越したことはありません。
しかしながら、それが難しいというケースがあることも理解できます。
まずはケガであるのか否か?
その程度がわかるなら、気分的にも少しは安心ですよね。
急な痛みの時は、こういうことを参考にしておくと良いでしょう。
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。