インターネットが急速に普及しだして20年余り。
当時、Windows95でインターネットを初めて体感した時、一瞬で世界とつながるソフトの存在に驚いたものです。
それまでパソコン通信と呼ばれていたものと大きく違ったのは、画像や動画が数多くみられるようになったこと。
このことによってあらゆる視覚的な情報が、一瞬で手に入れることができるようになりました。
もちろん、これによって得られる恩恵は素晴らしいものが沢山あります。
なにせ、検索一つで世界中の最新情報が手に入るわけですから。
僕も治療家として症状や病態などのワードを元に、勉強のため検索することが多々あります。
すると世界中のそれに関する論文なども読める。
本当にすごい時代になったなぁと感じます。
が、一方で問題も発生します。
ページによって書いてある内容が異なる場合です。
例えば「体幹トレーニングは大事だ」というものもあれば「最新の考え方では体幹トレーニングは効果がないと言われている」というものもある場合。
膨大な情報ゆえに、正反対の意見が書かれてあることも多いですよね。
「試合前の静的ストレッチの是非」や、「一日の食事の回数」もそう。
ずいぶん長いこと論争されていますが、結局どちらの意見も平行線を辿りながら現在に至ります。
こんな場合、情報の受け取り手はどんなことに気をつけた方が良いのでしょう?
前振りが長くなりましたが、今回は僕が気をつけているたった一つのポイントについてお伝えします。
そのポイントとは、ズバリ「やってみること」
え?あ、それだけ??
きっとあなたはそう思うことでしょう。
結局のところ、多くの個人ページで書かれている情報は「自分がやってみてよかったこと」もしくは「〇〇さんがやってみてよかったこと」のいずれか。
例えるなら「カレーを食べてみたら美味しかった」か「カレーって美味しいんですよ、僕は食べたことないけど」のどちらかというものが圧倒的多数を占めます。
でもAさんはカレーを美味しいと言い、Bさんはカレーは美味しくないと言います。
そう、多くの個人ページは自身の経験や価値観によって書かれているものが多いのです。
だから、カレーが美味しいか不味いかは、結局のところ自分が食べてみることなんです。
でも多くの場合は、こういう賛否があることにチャレンジしない人が多い。
だって失敗したくないですから。
でも、結果として食べていないので本当のところはいつまで立ってもわからない。
だからいつまでも迷っちゃうし、いつまでも行動できなかったりするんですよね。
世の中には数多くの情報が流れています。
その情報の波に飲まれないためにも、まずは自分で行動を起こして体験してみることです。
セルフケアだって「意外と自分に合うかも」とか、「やってみたけど、以前やってた方法の方が合ってたかも」とか、やってみて初めてわかってくることも沢山あります。
正しいか間違えているかよりも、自分がやってみてどう感じたか。
単純ですが、とても大切なことですね。
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。