「おとーさん、おててしよー」
と、散歩中に、息子のはるちゃんが僕の手を握ってくれました。
そっと僕の手を握る、息子の手の優しさ。
ふと、息子の手を握り返している自分の手の強さに気づきました。
『僕、普段どれだけ力んでるんやろ』
僕たちは、日々、自分の体を顧みないような生活を続けています。
誰かの期待に応えようと仕事をしたり、自分の気持ちを殺して生活したりするのです。
「自分さえ、ちょっと我慢すれば』
そんなことを考えて体を動かすうち、無意識に「力む」なんてことが起こるのです。
体が力むと、心も力みます。
「でも、自分の体がどれだけ頑張っているかなんてわからない!」
「力を抜いてリラックスなんてわからない!」
今日は、そんなあなたのために、秋の夜長にぴったりのリラックスワークをご紹介したいと思います。
まずは、仰向けに寝てみましょう。
この時、目はゆっくりと閉じておきましょう。
次に手を頭の方に上げていきます。
ちょうど、体が一本の鉛筆のような形になりますね。
では、息を鼻からゆっくりと吸いながら手足をしっかり伸ばして力んでみましょう。
体全体にチカラが入った感じがなんとなくわかると思います。
最後に、口からゆっくりと息を吐きながら体の力を抜いていきましょう。
これを、5回くらい繰り返してみましょう。
いかがでしょうか?
普段、自分がどれだけ脱力できていないか、なんとなく感じていただけましたか?
力みは決して悪いものではありません。
ただ、必要以上の力みを続けていると、その分、燃費の効率も悪くなってしまうのです。
また、力んでいる状態から体を使おうとすると、うまくチカラが入りません。
すると、他の場所を使って力を作る必要が生まれてしまうので、結果として、体全体で頑張らないと行けなくなってしまいます。
多くの物事において「緩急」は必要です。
「急」ばかりだとすぐにバテてしまうし、「緩」ばかりでも、とっさの際にチカラが入りません。
しかし「緩急」も、読んで字のごとく、まず「緩」がありき。
「急」の動作ができるのも、「緩」の体がありきということ。
秋の夜長に、自分の体を見つめ直してみましょう。
追伸:体の力が抜けないのは、姿勢の問題も考えられます。
前に倒れる力があれば、そのぶんだけ後ろに引っ張り戻す力が必要になるからです。
体も「いい位置」にあれば、余分な負担は軽減できます。
当院の姿勢改善整体は、あなたの体をもっと使いやすくするためにリフォームします。
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。