本は「読む」ではなく「やる」

本は「読む」ではなく「やる」

2日間の鹿児島出張を終え、帰路についています。

鹿児島ユースとの出会いや、若い治療家さんたちとの出会いは、本当にたくさんの刺激と気づきになりました。

今度は3月にも鹿児島行きを予定しています。

さて、今回の旅のお供に一冊の本を持っていきました。

『間違いだらけ!日本人のストレッチ』

という本です。

日本人は柔軟性神話を持っています。

でもいくら柔軟性があっても、安定してコントロールできなかったらもったいないですよね。

この本はそういったコントロールについてのお話です。

最近はクライミング業界にもコントロール系のトレーニングが入ってきています。

もちろん、僕もコントロール力を上げることに賛成です。

ご興味があればぜひご一読ください。

今日は僕が本を読むときに意識しているポイントについてお話しします。

「いい情報を手にいれた」の先の話

書籍に関わらず、講習会などに行っても「いい情報を手に入れたなー」と思ってしまいがちですよね。

もちろん、それ自体はとてもいいことです。

でも待ってください。

実は僕たちの脳って、思っている以上に忘れっぽいのです。

あなたはエビングハウスの忘却曲線ってご存知ですか?

ドイツの心理学者が、暗記した記憶がどれくらいのスピードで忘れ去られていくかを調べたものです。

その調べによると、24時間で約7割の記憶が失われていくいくとのこと。

70%ですよ!

だからいい情報を手に入れたで終割ってしまうと、あなたの記憶はほぼ使い捨て状態になってしまうのです。

記憶から消えてしまわないように「やる」

じゃあ記憶から消えてなくならないようにするためには、一体どうすればいいのでしょう?

その答えは復習=実践することです。

例えば僕がトレーニング系の本を読む場合は、「これってクライミングでいうところの〇〇に使えそうだなぁ」と、実際のトレーニングに組み込む事を前提に読んでいます。

要するに実践する前提で読むわけです。

そして忘れないように、読んでイメージできたらとりあえずやってみる。

やってみて何らかの感触を得たら、次はその感触を元に、トレーニングの組み替えを行う。

セミナーを受ける時も同じ意識でやっています。

今まで、ずっとこうやってブラッシュアップを行なってきたのです。

結論:せっかくだからやってみよう

講習会や書籍もお金がかかります。

僕は貧乏性なので「元を取る」事を考えるのです。

忘れるなら読む時間だって勿体無い。

だから、読んだらやるをやってみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。 2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。