できることからやる
昨日、縁あって鹿児島ユースチームのトレーニング講習会にお呼ばれしてきました。
どの地方もそれぞれの熱さがあって、いつも刺激をもらいます。
今回の鹿児島もなんとも新鮮な熱さがあり、非常に面白かったです。
最後に各選手から質問を受けていました。
そんな中である選手が、僕にこんな質問をしてくれたのです。
「私の家からジムまでは1時間半以上かかります。
だから一週間のうち練習ができる日が限られています。
たまにみんなと一緒に練習ができるのですが、どんどん差が開いてきているのが気になるんです。
どうしたらいいですか?」
ジムが少ないという現状
ここ数年、ボルダリングジムは増加傾向にあります。
東京オリンピックが決まったのも手伝って、子供に習わせたいスポーツ上位に入るようにもなりました。
でもこれは都市部に限っての話。
多くの地方では、まだまだ気軽に登りに行くという感覚ではないように思います。
そんな中でもクライマーとして頑張りたいという選手もたくさんいるのです。
頑張って何とかできる場合ももちろんあるのですが、環境によっては頑張ってもジムに登りに行く回数自体は増やすことができない選手だっているのです。
じゃあ、どうするか?
じゃあこの選手は諦めるしかないのか?
というと、そんなことはないのです。
強さとはクライミング技術×体の土台。
練習できなければ、まずは体の土台作りから始めればいいのです。
例えば公園には「うんてい」があります。
うんていはクライミングに必要な、上半身のつながりを作るために非常に役立ちます。
滑り台を下から登って行く(人がいない時に限る)ことだって、押せる足を作るために役立つ。
自宅でだって、いろんなトレーニングができるわけです。
あともう一つ。
イメージトレーニングがあります。
これについては以前書いた記事を読んでみてください。
周りと比べないことも重要
昇る時間がどうしても取れないなら、周りの選手と比べるのはオススメしません。
そもそも身長や体重、運動経験もクライミング経験も違うんです。
だから比べて自分のセルフイメージが下がるくらいなら、自分のことに集中しましょう。
でも比べちゃうんですが(笑
参考や指標程度にとどめておきましょう。
結論:できることにフォーカス
できないことを並べても楽しくありませんよね。
だからできることにフォーカスしましょう。
練習量が少ないからといって目標が達成できないことはありません。
木登りだって、壁(普通の)登りだって、クライミングに必要な要素があります。
できるように考える習慣をつけていきましょうね!
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。
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