スウェーで悩んでいる人は背骨を使えるようにしよう
「どうしてもスウェーしちゃうんですよねー」
というクライアントさんが来られました。
スイングの確認をしたところ見事なスウェーです。
気になるポイントがあったので聞いてみることに。
「右の腰、痛くなりませんか?」
「え?はい!でもどうしてわかったんですか??」
というわけで、今日はスウェーとスイングの特徴について。
回したいのは腰よりも背中です。
スウェーする人の特徴
スウェーする人に特徴的なのは、バックスイングの浅さです。
バックスイングが浅いと次の動作でたたき込みが起こるので、円周軌道
を確保するために前方へのスライドで確保しようとする。
これが、僕の院でよくみるスウェーする人の特徴です。
バックスイングが浅い=スウェーするということではありませんが、スウェーを起こしやすい要因であることは間違いありません。
スイングの時に背中を使えるとどうなるのか?
スイングの修正に来られる方の多くは、腰で振っておられます。
解剖学的なお話でいうと背中を捻る(回旋)角度は35°、腰を捻る(回旋)角度がなんと5°(苦笑
だったらどちらを使って回したほうがいいのか、考えるまでもありませんよね。
だから腰で振ると体の捻れが浅くなるので、変な癖がつきやすいということ。
なるほど、納得ですね。
背中を使うためのカギは「関節意識」
じゃあ、どうすれば背中を使えるようになるのでしょうか。
まずは実験してみましょう。
まずは直立で立ち、足を腰幅にします。
そして肘を伸ばして両手を前に、手は前で合わせます。
では、そのまま骨盤を動かさずに、体を左右動くところまでひねってみましょう。
どうですか?あまり動きませんね。
次はもう一度同じ姿勢をとってみてください。
そして、胸を張るように少しだけ「みぞおち」を前に出します。
みぞおちの裏の背中が少し意識しやすくなりますね。
ではその背中を意識しながら、最初と同じように体を左右にひねってみましょう。
すると先ほどよりも、動くようになるのがお分かりいただけましたか?
こういった意識的に関節を動かすことを「関節意識」と呼びます。
結論:「関節意識」を上げてスウェーを克服しよう
スイングをするよりも、日常のトレーニングで関節意識をあげてみましょう。
その上でスイングすると、スウェーを克服するきっかけになるかも!?
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●柔道整復師、姿勢改善すこやか整骨院 院長●クリニックや整骨院勤務を経て、延べ1万人以上のアスリート、7万人以上の施術実績を持つ。
2014年4月に奈良県香芝市で開業(現在は御所市に移転)。『レントゲンでは異常なし』と言われるような症状を得意とし、皮ふの調整から体のバランスを整えるプロとして活動している。
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